
<パリ航空ショー>
新しい747を開発か ボーイング社は747の新派生型の開発構想を検討しているもよう。747は1966年の開発着手から37年、69年の初飛行から34年を経て、まだまだ終焉の時期を迎えたわけではないというのがボーイング社の意気込みである。
新しい747は、いま最も大きな747-400ERの胴体を客席の2〜3列分延ばして440人乗りとし、運航費を現用機より5%ほど安くする。また飛行性能を向上させ、騒音を引き下げて、ロンドン・ヒースロウ空港の新しい騒音基準QC2にも適合させる。航続距離を伸ばして、アメリカ東海岸からアジアまでノンストップで飛べるようにするなどの特徴を持つ。
このためエンジンや構造部材については、7E7ドリームライナーのために開発される技術を採り入れ、新しい旅客機として復活させる計画である。
しかし、こうした747改良型の開発ならびに就航の時期は必ずしもはっきりしない。ボーイング社としては、顧客の意向も聴きながら、設計仕様を固めるまでにはまだ2年ほどかかるという。また7E7のエンジンを使うとすれば、早くても2008年以降になると見られる。
なおボーイング社は新しい7E7構想について愛称を募集していたが、パリ・ショー会場で「ドリームライナー」が選定されたと発表した。同機は来年初めにも開発着手を決め、2008年には就航させたいという。
また747-400ER(Extended Range)は2002年10月オーストラリアのカンタス航空に引渡されたばかり。747の生産数は近年減っているが、ボーイング社としては今後なお重要な役割を持たせ、生産数も増やして行きたいとしている。
(西川 渉、2003.6.20)
(表紙へ戻る)