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ヘリコプター3題
ベル427IFR開発着手へ ベル・ヘリコプター社が計画していたモデル427IFR軽双発ヘリコプターは、正式に開発開始の運びとなった。ベル社は、このため三井物産エアロスペース社および韓国エアロスペース社と、契約を結び、開発資金を初め、生産、販売、型式証明の取得などについて、両社の協力を得ることで合意した。
この開発にあたって、ベル社はこれまでに市場調査をおこない、顧客の意見を聴いてきたが、いよいよ実行段階になったとしている。すでに42機の予約注文を受けており、今年中にはさらに20機の注文が取れる見こみ。
ベル427IFRは今の427VFRを基本としながら、キャビンを大きくし、最新の技術を採り入れて飛行性能を上げるもの。巡航速度と航続時間性能が増し、片発停止時の機能が強化され、乗り心地が良くなる。また、当然のこと信頼性と安全性が向上する。
完成は2006年末。生産は当初カナダでおこない、2007年初めから量産機の引渡しに入る。韓国は国内のほか中国への販売をめざしており、相当数の注文が獲得できたときは、第2の組立てラインを韓国に設けることもあり得る。
ベル社は、427IFRが同クラスの競合機に対し最良のヘリコプターになるものと確信している。この8人乗り双発機の予備的な設計仕様は、総重量3,182kg、自重1,955kg、最大巡航速度264km/h、航続距離676km。
3月のHAI大会に展示された427IFRのモックアップ
シコルスキーS-92量産1号機が初飛行 シコルスキー社では、この6月14日、S-92量産1号機が初飛行した。同機は開発段階の試験機を含めて6機目に当り、これまでの機体にくらべてエンジン出力に余裕があり、振動も驚くほど少なくなったという。
この初号機はペトロリアム・ヘリコプター社へ引渡される。加えて11機が今年中に石油開発のヘリコプター運航会社やビジネス機として使用する企業へ引渡される。
乗客19人乗りのS-92は昨年12月にFAAの型式証明を取り、6月8日には欧州航空局初の型式証明も交付された。また去る4月FAAの計器飛行証明も取得し、年末には氷結気象状態での飛行が認められる予定。
初飛行するS-92量産初号機
中国陸軍EC120を採用 中国陸軍はユーロコプターEC120の購入を検討中。これに伴い、同機はHC120の呼称で、中国内でのライセンス生産が計画されている。
中国陸軍による発注数は当初8機だが、最終的には50機を購入する構想があるもよう。ほかに警察などの公安機関からの注文が想定されている。
この計画に伴い、ユーロコプター社は中国向けの直接販売を取りやめ、中国での生産準備に協力することとし、去る6月11日、中国航空技術輸出入公司との間で契約を調印した。実際の組立生産は哈飛(ハーフェイ)航空工業公司でおこなわれる。
同公司では現在、中国南方航空向けのエムブラエルERJ145の組立もおこなわれている。
EC120(西川渉、2004.7.3)
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