
<国際会議>
中国のヘリコプター自由化 ![]()
中国のヘリコプターは、軍用機はともかく、民間機は100機に満たないと本頁に書いたのは1年半ほど前であった。これでは人口100万人あたり0.06機程度で、日本を含む先進諸国にくらべると2桁すくない。
さすがの中国政府も、これでは不充分と思ったのか、2013年までに2,000機、2020年までには1万機の需要が発生するだろうという予測、もしくは国家計画のようのものを発表した。
これが「白髪三千丈」でなければいいがと思っていたら、決して中国一流の大言壮語ではなかったのか、ヘリコプターの自由化をめざして近く国際会議を開くというニュースが国際ヘリコプター協会(HAI)から伝えられた。
HAIによると、中国はこれまで領空内での軍用機や定期便を除くジェネラル・アビエーションの飛行を禁止してきた。しかし去る5月この方針を変更して、ヘリコプターに関しては飛行を認めることにしたもの。
ただし当面は上海地域に限定することとし、具体的な方策を検討するため、来る10月12〜15日の間、上海で3泊4日の国際会議を開催する。中国側の主催者は中国ヘリコプター協会(CHA)と全中国商工会議所連合会で、これにHAIが協力するらしい。
会議の内容は、中国にさまざまな分野のヘリコプター事業を導入するため、世界の主要なヘリコプター事業会社を招聘し、中国側の実情を理解して貰うと共に、事業成立の可能性を探るもの。事業分野としては当面ヘリコプター救急、消防および救助、報道取材、森林作業、旅客輸送などを考えるとなっている。
この国際会議には誰でも出席できるが、あらかじめ申し込む必要がある。詳細はHAIのホームページ・サイトで見ることができる。
(西川渉、2003.9.7)
(上海)(表紙へ戻る)