<中型多用途機>

ベル210が初飛行

 去る12月18日、ベル・ヘリコプター社が開発中のモデル210が初飛行した。これで同機の試験飛行が始まり、来年春までに型式証明を取得、直ちに引渡しに入る予定。

 ベル210は、米陸軍のUH-1Hを基本とし、モデル212双発機の主ローター・ハブとブレード、尾部ローター、トランスミッション、テールブームなどのダイナミック・コンポーネントを採り入れ、民間向けに転用するもの。エンジンはハニウェルT-53-517Bが1基。これらの改良により有効搭載量は290kgほど増加する。

 値段は1機およそ300万ドル。取得価格が安いために、運航費も1時間当り550ドルと安く、きわめて高い経済性をもつという。

 用途は物資輸送や救急救助など民間分野の多用途ばかりでなく、警察、消防、麻薬取締、国境警備、本土防衛などにも有効。また米陸軍が計画中の軽多用途ヘリコプター(LUH)としても使える。


初飛行時のベル210(写真はいずれもベル・ヘリコプター社提供)

【関連頁】

 ベル・ヘリコプター社の新戦略

西川 渉、2004.12.24)

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