<9.11テロ>

あれから2年

 
(2機目の突入)

 

 9月11日はアメリカの同時多発テロから2年目。なんだか遠い昔の出来事のようで、テロの直後にあれだけ燃え上がったアメリカの感情も、最近はイラク占領政策がうまくゆかず、アメリカ兵の犠牲者が増えるにつれて覚めた沈鬱な空気に変わってきた。9.11をふり返る漫画も、センチメンタルなものが多く、ピリっと辛みのきいたものが少ない。つまり感情が感傷に変じたのである。


感傷の典型――星と涙で描いたありし日のツインタワー


白頭鷲の献花


テロリストたちの2周年祝賀会


テロにそなえて自由の女神も武装


「ほら、景気が上向きだ」「大統領、それはイラク戦費のグラフです」


1年前「われわれは強い。他国の支援などは無用」
いま小さい声できれぎれに「タ・ス・ケ・テ」


イラク戦争の終結勝利宣言を太平洋上でしたつもりだったが、
いつの間にか泥沼に迷いこんでしまった。


「ロードマップを見たか」「はい大統領、その通りに走ってきたんですが」


「この落書き、早く消さなくちゃ」
「アメリカはスーパーパワーだ」「国連くたばれ」「お前なんか要らない」
「アメリカに賛成か、さもなくばテロリストの味方だ」「欧州は古くさい」
「ブッシュが法律だ」「大統領に続け」「アメリカ、ナンバーワン」
「USA!、USA!,USA!]

 この2年間、アメリカを取り巻く世界は大きく変わりました。

西川 渉、2003.9.12)

【関連頁】
 9.11テロ一周忌

 アメリカの9.11同時多発テロ


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